こわいこわい

サクの怖がりは今に始まったことではないけれど、ここのところずいぶんひどくなってきた。

玄関の施錠を何度も確認し、外に出れば通りすがりのオジサンにおびえ、

公園は「怖いから行きたくない」、スーパーでは母の手を離さずべったり。

サクいわく、「お父さんがこわいてれびを見せたから」

ISのニュースがたくさん流れていたころと一致するので、一連のニュースに

何か感じるところがあったのかと思えば そうではないんだって。

「こわいてれび」は仰天ニュースなんですと。

まあ 真相はたぶんそこではなくて 心の発達、視野の広がり、なんだと思うんだけど。

 

サクの通う小学校では登校班はなくて 指定通学路をてんでバラバラに通って行く感じ。

児童数が多いので 登校時周りに誰もいない、なんてことはなさそうだけど。

サクはこわいだろうな、きっと。

怖がり自体は 成長とともに治ると思っているので まあいいんだけど、

自分自身たいそう臆病でしたので 「ぽつんと放り出されるような不安感」は今でも時々夢に見る。

登校とかそんな小さなことで あまり深い傷がつかなければいいなあ、と思う。

 

おともだちのお母さんたちの心配はもっぱら

「うちのこ回り見ないで飛び出す!」「ぜったい車にひかれる!!」

それはそれで困るけどさ・・・  健全、に聞こえてしまうなあ、やっぱり。